形成外科 ～ピアスケロイド～
- 2021/05/21
- ↳ その他 形成外科
ピアスをされている方も多いですがトラブルを起こすことも少なくありません。
ピアス素材による金属アレルギー、細菌感染、ピアスホールが裂ける耳垂裂、ピアス埋没やピアスケロイドなど様々なお困りで受診される方がおられます。
特に、ピアスケロイドはいわゆるケロイド体質が無くてもできることがあり、耳垂（耳たぶ）や軟骨部など部位も様々です。
ケロイドは放置していると徐々に大きくなっていき、痛みなどを伴うこともあります。
ステロイド貼付薬や注射、圧迫治療などの保存的治療を行うこともありますが、ある程度の大きさのものは手術治療をお勧めすることが多いです。
耳の形態、傷跡などを考慮しながら切開線をデザインしケロイドの切除減量を行います。
術後、圧迫や固定などの後療法を行っていただきますが、場合によっては電子線治療などが必要な場合もあります。
もちろん再発や創部感染などのリスクもゼロではありませんが手術は有効な治療手段だと考えています。
ピアスによるケロイド、耳垂裂なども形成外科的なアプローチで治療可能です。
ピアストラブルでお悩みの方は是非ご相談下さい。
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こちらの症例では、耳介の形態を考慮しながらケロイドを切除、周囲皮膚を利用する皮弁作成を行い創を閉鎖しました。
❕費用の目安：保険適応の場合 耳介腫瘍摘出術+皮弁作成術などの術式で21,000円程度（3割負担）
❕治療方法：手術
❕効果：肥厚性瘢痕、ケロイドを切除、縫合します。欠損が大きい場合には、周囲皮膚を用いた皮弁作成術や皮膚移植などが必要になることがあります。
❕合併症：出血、感染、創離開、傷跡、再発など
❕注意点：再発の予防に手術後に固定や圧迫を行うことがあります。ケロイドの場合、術後、電子線照射が適応になることがあります。
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