リンパ浮腫 ~ICG(インドシアニングリーン)リンパ管造影検査~
- 2021/05/18
- リンパ浮腫
リンパ浮腫とは、リンパの流れが悪くなり、うっ滞することで起こる腕や脚のむくみのことです。
実際リンパ浮腫になられた際に、どこに相談に行けばよいのか・どのような治療を受けることができるのか・そもそもリンパ浮腫なのかと悩まれる方も多いのではないかなと思います。
LSクリニックでは、リンパ浮腫に対して診断、リンパ浮腫セラピストによる弾性着衣での圧迫治療やリンパドレナージなどの保存治療、リンパ管静脈吻合などの日帰りリンパ浮腫手術まで総合的に対応しております。
初診時はセラピストより既往歴や症状の確認・現在お困りのこと等をお伺いし、医師による診察・検査などを行っております。
今回は、リンパ浮腫の診断について当院で行っている検査のご案内です。
まずは超音波(エコー)検査を行うことで被爆などの体への負担無しに皮膚の下に溜まったリンパ液や組織の変性などを確認することができます。
また超音波検査では圧迫療法やリンパドレナージ、手術治療の前後で評価することでうっ滞したリンパ液の状況変化を確認することも可能です。
より詳細にリンパ管の機能評価を行うために、ICG(インドシアニングリーン)という薬剤を手や足のゆびの間に注射し、赤外線カメラで観察するICGリンパ管造影検査を行うことで皮膚の浅いところを流れるリンパ管や漏れ出ているリンパ液を確認することができます。
残存するリンパ管の機能を評価することで手術の適応を検討したり、リンパ液の流れや漏れを視覚的に確認していただけるのでご自身の状態にあわせたドレナージや圧迫療法を行うことが可能になります。
(ICG検査についてはヨードアレルギーのある方は施行できません。また、保険適応外の検査となります。)
検査費用:16500円
合併症:気分不良、痛み、発赤、薬剤による皮膚の色味(数日~数週残ることがあります)、ショックなど
ICG検査の動画です。(上:うで 下:あし)
上の動画の様に、リンパ浮腫のない状態ではリンパ液の流れがリンパ管の走行にあわせて線状に認められるLinearパターンとして観察できます。
次の動画は左脚のリンパ浮腫の方のICG検査です。
足の甲からすねあたりまでは先のLinearパターンとして観察されますが、膝下近くでリンパ液が漏れ出ている様子が観察されます。
このように、ICG蛍光造影検査でご自身のリンパ浮腫の状態を把握することが可能です。
リンパ管静脈吻合手術を行う際にもこのようなICG蛍光造影検査の結果をもとに最も効果的だと考えられる手術部位を検討しています。
リンパ浮腫については保存治療と手術治療をうまく組み合わせることでむくみのコントロールを目指しています。リンパ浮腫の状態だけでなく、生活スタイルや要望に応じても患者様に合った治療法を提案致します。
大阪梅田 形成外科・リンパ浮腫 LSクリニックでは一般形成外科・リンパ浮腫に対する保存治療から日帰りリンパ浮腫手術を行っております。
お気軽にご相談下さい。
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形成外科・リンパ浮腫
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