リンパ浮腫 ~保存治療 弾性ストッキング~
- 2021/05/27
- リンパ浮腫
大阪梅田 形成外科・リンパ浮腫 LSクリニック セラピストです。
リンパ浮腫に対する保存治療ではストッキングなどの弾性着衣使用していただきますが、窮屈なストッキングを履いて意味がある?効果は本当にある?と感じる方もいると思います。
そのような疑問に答えるために、実際に片脚だけ弾性着衣(ハイソックスタイプ)を履いて左右の周径変化を比較してみました。
※起床時と仕事後(9:30~19:00)の下肢周径です。
左 | 右(弾性着衣あり) | |
膝下 | 28.3㎝ → 29.3㎝ +1.0㎝ | 28.6㎝ → 28.2㎝ -0.4㎝ |
下腿 | 29.3㎝ → 30.7㎝ +1.4㎝ | 31.0㎝ → 30.1㎝ -0.9㎝ |
足首 | 18.0㎝ → 18.0㎝ ±0 | 18.0㎝ → 18.2㎝ +0.2㎝ |
※この日は少し左脚がダルいかなという程度でした。
別日に弾性着衣を履く脚を変えて測定してみました。
左(弾性着衣あり) | 右 | |
膝下 | 28.6㎝ → 29.3㎝ +0.7㎝ | 28.9㎝ → 30.0㎝ +1.1㎝ |
下腿 | 30.0㎝ → 30.2㎝ +0.2㎝ | 30.7㎝ → 32.0㎝ +1.5㎝ |
足首 | 18.0㎝ → 18.0㎝ ±0 | 18.0㎝ → 18.9㎝ +0.9㎝ |
※この日は仕事中から右脚の張り感・重怠さをいつもより感じました。
結果、弾性ストッキングを着用した脚は着用していない脚に比べてむくみを抑えられていました。
ここまでの周径差があることに少し驚くとともに、改めて弾性着衣の効果を実感しました。
1日履いただけで劇的に細くなる!ということは少ないですが、継続して弾性着衣を履くことでむくみを防ぎ、症状の改善を目指します。
リンパ浮腫に対する弾性着衣やリンパドレナージ、スキンケアに関することまで何なりとご相談下さい。
患者様に合った弾性着衣の選定や履き方のアドバイスをさせていただきます。
大阪梅田 形成外科・リンパ浮腫 LSクリニックでは一般形成外科・リンパ浮腫に対する保存治療から日帰りリンパ浮腫手術を行っております。
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