でべそ
生後、へその緒が取れたあとに、へそが飛び出ている状態です。
臍ヘルニアと呼ばれ、5〜10人に1人の割合で発生します。
大人は手術し治療します。
【原因】
へそは、出生後にへその緒がお腹から剥がれ落ちることで形成されます。
しかし、へその緒が取れたあとに、へその形成がうまくいかず発生します。
出生後のへその緒の処理がうまくいかなかったことが原因ではありません。
【症状】
赤ちゃんが泣くことで、お腹に圧力が強くかかり、お腹の臓器が飛び出るようになります。そのため、臍ヘルニアは生後1か月頃から生後3か月頃までに徐々に明らかになっていきます。
しかし、発達に伴い腹部の筋肉が発達し、腹部の脆弱部位が筋肉でカバーされます。
そのため、ほとんどのお子様は、およそ1歳までの間に自然に治っていきます。
自然に治らずに、残存した状態が「でべそ」と呼ばれています。